「ホワイトキャット」エレジー③

 「2学期になったらR子に何と言って話しかけようか」などと気をもみながらも、夏休みの日々は、私は仲間とキャンプに明け暮れました。  仲間というのはボーイスカウトで、毎年夏休み期間中は、合計3週間位キャンプ訓練で過ごすのです(私は中学1年から高校3年までボーイスカウトに入団していました)。  夏休みが終わり2学期が始まりました…

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「ホワイトキャット」エレジー②

 玄関に誰か女の子が来たようでした。私は2階の自分の部屋から出て、そっと階段を下りて行きました。  その時、母と何か面白い話でもしたのか、「アハハハ」と女の子の大きな笑い声が響いてきました。  「何だ、アリサか」。私は玄関に出て行きました。  アリサは私より1歳上の従姉です。同じ町に住んでいるので時々来るのです。 …

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「ホワイトキャット」エレジー①

 高校に入って、R子という同級生が気になり始めました。R子は小柄で上品な感じでしたが、なぜか寂し気な人でした。また、何事にも慎重かつ緻密で、勉強の良くできる人でした。  私といえば、生まれつき楽天的で大ざっぱ、我が道を行くという自由奔放な性格でしたが、それでいて、当時、自分はプラグマティズム(超現実主義)であると自認していたのです…

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夜の錦帯橋の上は幻想的な情景になり、2人の少女が微笑んだ

 岩国国際観光ホテル3階の岩国四川飯店で食事後、ふと、「乙女2人の人柱伝説」を思い出した私は、哀しい物語に誘われるように、夜の錦帯橋に行ってみようと思いました。  錦川に沿って少し歩くと、錦帯橋に着きました。今は工事中ですが、夜でも料金箱に通行料を入れて渡れます。錦帯橋を渡りながらも、なぜか人柱伝説が頭を離れません。  …

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乙女2人が人柱に、遠い昔の錦帯橋の伝説

 岩国四川飯店のテラスから寒さにふるえながら、黄昏の錦帯橋を眺めていると、ふと、”乙女2人が人柱”という哀しい話が、心の中をよぎり、遠い昔の錦帯橋の伝説に思いを馳せました。  5橋のアーチ(中央の3橋は無脚のアーチ)からなる錦帯橋は名橋で、岩国藩三代目藩主・吉川広嘉公により1673年(延宝元年)に創建され、276年間もの長期間、存…

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商品紹介

プロフィール

Romy Rurikawa
あらゆる乗り物が好きなのでよく旅に出ますが、そこは日常の喧騒から逃れて自分をみつめ、淡いふれあいもある、やすらぎの空間なのです。